🐴 日高町フィールドワーク:ゼミ生が「地域×ゲームデザイン」の可能性を切り拓く

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York Game Lab(ヨークゼミ)では、「ゲームを通じて社会的課題を読み解き、クリエイティブに解決へアプローチする」というテーマのもと、教育・地域・文化を題材にしたプロジェクト型学習を行っています。

今回は、その一環としてゼミ生が実施した北海道・日高町でのフィールドワークの報告を紹介します。
現地の方々への取材や施設見学を通して、地域産業のリアリティを学びながら、来春開催予定の「馬産業ウォークラリーイベント」の企画を進めているところです。

紋別競馬場の調査でインタビューしたスタッフさん

🎯 1. 関係者への挨拶・取材・施設見学

学生たちは、日高町でのイベント企画を進めるため、以下の活動に取り組みました。

  • 地域のキーパーソン(学生のお父さん、施設職員の皆様)へのご挨拶
  • 新設施設「とみくる」の視察
  • 門別牧場のオーナー・門別さんへの取材
  • 競馬場・牧場の現地調査
  • 株式会社〇〇へのインタビュー(オンライン)1

「とみくる」には立派なホール、プロジェクション設備、音響などが整っており、競馬場ではなく、とみくるを舞台にイベントを開催する方向性が見えてきたとのこと。

また門別さんからは、

「大人が子どもたちに夢を見せてあげなければ、この仕事に就きたいと思ってもらえない」

という言葉をいただき、学生たちの使命感が大きく刺激されたようです。


🎨 2. 地域の“リアル”を伝えるイベント企画が動き始めた

門別さんのお話や現地で見た景色・働く人々の姿から、学生たちは「馬産業に関わる職業」をテーマにしたウォークラリーイベントを企画しています。

  • 小中学生向け
  • とみくるを会場に
  • パネルを巡りながら職業理解を深める
  • 1日のスケジュール、資格、働き方などを“見える化”
  • 地元の方に追加取材し、リアリティを追求
  • 株式会社〇〇からの助言を活かし「物語性」を加える

ゲームの専門ゼミらしく、ただの学習イベントではなく、参加者が“主人公”として日高町を体験できる仕掛けを検討しています。

育成牧場の方とのインタビュー

👥 3. 地域交流とチームワークの深化

学生のお父さんによる夕食会や現地の方々との交流を通じ、
学生たちは日高町の温かい雰囲気に強く心を動かされたようです。

フィールドワーク後は、学生同士で北海道観光にも出かけ、
より深いチームの絆が生まれています。


🌏 4. “社会課題をゲームで読み解く”という視点

日高町の馬産業は、後継者問題・労働環境など、課題を抱えています。

学生はこうした現実に触れる中で、

  • 教育コンテンツとしてどう伝えるべきか
  • ゲーム要素をどう使えば、子どもたちの理解や興味を深められるか
  • 地域に長期的なインパクトを残すには何が必要か

…といった視点を獲得しています。

York Game Lab が掲げる“ゲームで世界を読み解く”アプローチが、確実に根付いていると感じます。


まとめ:学生が地域と未来をつなぐプロジェクトへ

今回のフィールドワークは、単なる視察ではなく、「地域の未来を一緒に考える」共同プロジェクトの第一歩となりました。

  • 地域の方々の想い
  • 産業のリアル
  • 学生自身の気づき
  • ゲームデザインの視点

これらが混ざり合って、生きた学びが生まれています。

York Game Lab は、これからも“遊び・ゲーム・学び・地域”をつなぐ実践を続けていきます。

  1. 先方からのOKはもらってないので、〇〇にしておきます。 ↩︎

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